2021.08.06
桃、りんご、さくらんぼ、ぶどうなど4品目の果物の生産と、加工品の販売を行う「菱沼農園」。
取り扱いのある桃から12品種を厳選し、1品種ごとに搾り分けた100%の果汁ジュース「のむもも」をはじめ、果物の果汁を絡めた新感覚ポップコーン「フルーツポップコーン」など6次化商品も幅広く展開しています。
今回は、6次化へのこだわりについて、代表取締役の菱沼健一さんにお話をうかがいました。
「こだわりは<産業としての果物づくり>です。例えば、特別な果物を少数作るのではなく、そこそこの物を大量に。菱沼農園では、6月から12月にかけてさまざまな果物を栽培しています。そして、残りの半年で加工品の製造と販売を。そのため<特別優れた果物を少数ではなく、安定した品質のものを大量に>というところにこだわっています」
品種ごとに異なる味わいの桃ジュース「のむもも」は、贈答用にもぴったり。菱沼農園の人気商品です!他にも、生の100%果汁が贅沢なゼリーや、テレビ番組でも話題になった「木成り完熟もも蜜」など、加工品のラインアップも豊富。
昨年からは店頭での対面販売から、ネット販売に切り替えているという菱沼さん。どんな時も<時代の流れに合わせること>を大切にしているからだといいます。そんな菱沼農園だからこそ、70年以上にわたり福島の地で果物づくりを続けてこられたのだと感じました。
<菱沼農園 代表取締役 菱沼健一さん>
「今後考えているのは、冷凍を用いた桃やりんごのセミドライフルーツづくりです。果物の香りやジューシーさなど、良さを残しながらドライフルーツを作りたいと考えています」