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ふくしまの美味しさを支える

おいしさを支える【komelon・長峯伸さん】


1本の樹にひとつだけ実る珠玉の甘み

全国でも有数の米処として知られる会津盆地。その西部に位置する会津坂下町で農業を営んでいるのが長峯伸さんです。代々続く農家に生まれた長峯さんは、農業高校の講師を務めた後、2006年に就農。この地でのメロン栽培の第一人者でもあった父の跡を継ぎ、2009年には屋号を「komelon(コメロン)」としてこだわりのお米とメロンを作り続けています。

こだわりが凝縮された会津アールスメロン

 

長峯さんが栽培しているるメロンはアールスメロン。一般的にはマスクメロンとしても知られ、強い香りと肉質の良さが特徴の品種です。
「まず大切なのが土作り。有機質肥料を中心に使用しています。土の中に細く根を張り巡らせていくライ麦を撒くことによって通気性に優れた良質な土を作り、収穫に向けて大切に育てていきます」(長峯さん)

 

やがて花が咲き、ミツバチが受粉して結実したメロンの実は次第に肥大していき、重さとともに下を向いていきます。この生育の過程で表皮にヒビが入り、アールスメロンの特徴ともいえる美しい網目の模様が生まれていきます。

こうして育てられるkomelonのアールスメロンは、最高の品質に仕上げるために1本の樹に1個しか実をつけません。その品質を保つため、通年栽培をせず秋季だけの限定生産品として提供しています。
「飽きのこない甘さ、また食べたくなるようなメロンを目指して栽培しています。リピーターの方も多いので、高い水準の物をコンスタントにご提供していくこと。それを心がけて日々努力しています」(長峯さん)

 

komelonのメロンには一つ一つオリジナルのタグが付けられ出荷されます。タグには食べ頃などが記され、このロゴマークは長峯さんが自らデザインされたそうです。
「子供と落書きしながら、米とメロンをモチーフにキャラクターを考案し、エプロンなどのグッズも展開しています。地域ブランドの創出というのは父の代からの願いでもあり、その意志を継ぐべくブランディング化を図りました」(長峯さん)

農業促進の担い手として

 

長峯さんは農家の暮らしを体験できる農家民泊や、メロン栽培のノウハウを伝えるメロンスクールなど、農業の普及・促進活動も積極的に行っています。
「まずは農業に対する間口を広げてあげることが大切だと思っています。やってみたいことを遊びの延長でできるような取組をしてもらうことで、その魅力を感じていただければと」(長峯さん)

おいしさを支える人

<komelon・長峯伸さん>
「会津坂下町は山々の清らかな水が集まる自然豊かな地です。食べていただく時に、このメロンが育まれた風土にも思いを馳せて味わっていただければ幸いです」

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