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ふくしまの美味しさを支える

おいしさを支える【奈良屋・猪股裕一さん】


こだわりの自家製粉で届ける会津の香り

福島県の南西部に位置する南会津町は、雄大な山々と河川に恵まれた自然豊かな地です。歴史も古く、江戸時代には幕府直轄領となり、その後も会津西街道の主要宿場町として栄えてきました。中でも田島地区は、鎌倉時代から続く日本三大祇園祭の一つ「会津田島祇園祭」が行われる地として知られ、祭事が開催される7月には毎年多くの観光客が訪れます。

 

祇園祭の神事が行われる田出宇賀神社、熊野神社の真正面に位置する場所で製麺業を営んでいるのが「株式会社奈良屋」の猪股裕一さんです。「山六奈良屋商店」として製粉業を行っていた先代がうどん作りを始め、生麺だけではなく保存のきく麺を作ろうと、近隣の地域で栽培されていた蕎麦の実を使用した乾麺づくりが始まりました。

 

ノウハウもない手探り状態の中、試行錯誤の上に作られた蕎麦は『おく山そば』として展開され、さらに違う食感の商品として生み出されたのが『裁ちそば』です。極端な乱切りで仕上げられた麺は、太さの違うそれぞれの食感が楽しめ、奈良屋を代表する商品の一つとしてその製法が受け継がれています。パッケージに描かれている絵と文字は、縁があったという漫画家のおおば比呂司さんが手がけ、現在も大切に使用されています。

こうして始まった乾麺作りは、蕎麦だけではなく、うどん、そうめん、ひやむぎなどの幅広い商品を展開していき、販路も県内から首都圏へと積極的に進出していきます。経営を引き継いだ猪股さんの努力の甲斐あって首都圏の百貨店やスーパーなどにも卸されるようになり、平成7年には工場を現在の場所に拡張移転。屋号を現在の「株式会社奈良屋」に変更し、直営の店舗も併設しました。
「百貨店やスーパー、それぞれのニーズに応える商品作りとブランディングを心がけ、ギフト品も展開していくようになりました」(猪股さん)

こだわりの自家製粉と食感

 

奈良屋の麺の特徴は、全て自社加工、自家製粉であること。挽きたての粉が豊かな風味を生み出しています。そしてほとんどの麺で使用されているのが乱切りという製法。複数の刃で太さの違う麺を仕上げることによって、それぞれの食感を楽しむことができます。

会津の香りを届ける

 

会津産の原料にこだわった商品が『奥会津山芋蕎麦』。会津産の新鮮なそば粉を使用し、つなぎに山芋を加えたこちらの品は、「ふくしまおいしい大賞2016優秀賞」や「ふくしま満天堂プレミアム2018」「2018年度農林水産省産業局長賞」を受賞するなど、新たに奈良屋を代表する商品となりました。さらに、2019年4月から販売を開始したばかりの『奥会津蕎麦』は、福島県オリジナル品種『会津のかおり』と国産小麦粉『ゆきちから』を贅沢に使用したこだわりの商品として、新たな展開を見据えています。

おいしさを支える人

<株式会社奈良屋 代表取締役・猪股裕一さん>
「これからの世代に味を伝えていくために、まず地元の方々に知っていただくことを第一に考えています。製粉から加工まで手がける製麺屋として、お客様の様々なご要望に応えていきますので、お好みの麺を見つけていただければと思います」

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